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husk  <150年> 展 2025

video installation work , husk, 

Group show "150 Years", Minami Ikebukuro

2025. Jan 18-27th 

 

本展では、「150年『前』や『後』ではなく、ただの時間の量としての『150年』」(布施による展覧会ステートメントより)をテーマに、各作家それぞれがかたちにした「150年」が会場内に出現する。舞台になっているのは、再開発によって取り壊しが決定している東池袋の6棟の建築物。首都高沿いに位置する建築群を貫くように、建物と建物のあいだに工事現場のような足場が渡され、来場者は部屋から部屋へと自由に行き来しながら作品を巡っていく。

展示作家: 大竹舞人、小野まりえ、加藤広太、黒瀧紀代士、島田清夏、副島しのぶ、髙橋穣、高見澤峻介、田中勘太郎、布施琳太郎、Houxo Que、宮原嵩広、横井菜々、吉田山+orm

Tokyo Art Beat

美術手帳

<husk>、本展覧会に合わせて制作した映像インスタレーションである。私が担当した家は、会場内でも一番古い日本家屋であり、その2階一帯に米の籾殻を敷き詰め、古代米やお粥、粟が土の中で血脈のようにアニメートし、部屋の4箇所にモニターと心音流れるスピーカーを配置した。

籾は家の中で広げられ、その家に滞留する時間、新たな侵入者たちの時間や気配を吸い込む。籾は、鑑賞者たちに踏まれ、靴の裏に張り付き、家の外へと運ばれていく。籾殻に吸い取られた家の気配は、外へと飛び出し放散されていく。まるで、消えゆく家のために、侵入者たちから家を守るっているかのように。

図1.png
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